マグネスは
ベッドに横たわる


あどけない我が子の


寝顔を見ていた。




(どうにかアイツを止めなければ……。)


アイツが
人を殺してしまった
とき奴を恐れずに


止めておけば良かったと
マグネスは後悔していた。


『まさか父上、殺さずに臓器をとれとおっしゃるのですか?
そんなの生きた屍。 』

今でも耳に残る、
奴の冷めた声と
覇気のない瞳。

Noとは言えなかった。