「あー、もうじゃあその男」 ついに名前呼ぶの諦めたし。 「ん?」 「芽依ちゃん、そいつのこと好きだなんて言わないよね?」 はぐらかそうかな。なんて一瞬頭をよぎったけど壁がいつになく真剣な顔をして聞くから、嘘をついたら悪い気がする。 「私は──」 「もう、芽依何してるのー!?はーやーくっ!!」