「……嫌い、大嫌い」 こんな自分が嫌い。 何にも気付けなかった自分が嫌い。 「……なに、その目は。哀れんでるの?」 大好きだった綺麗な瞳が今は汚く見える。 私は何を見てきたんだろう。 私は彼の何を知ってたんだろう。 「──最低!地獄に落ちろ!」 完全に良い逃げ。 空の顔すら見ずにそう言うと私は走り去った。 逃げた、空から。 哀れな自分から。 舞い散る雪。 この雪のようにいっそのこと溶けて無くなってしまいたかった。 * ¨ * ・ . ゜ 。