私が空の声を聞き間違えるわけがない。 辺りを必死に見渡して、目を凝らして、空を探す。 ……空、空、空。 違う…違う、あれも違う。 気のせいだったかな…。 ついに幻聴が聞こえるようになっちゃったのかな、なんて諦めかけた その時 「───……っ」 私の視線が前方に空を捉えた。 そして……空も私を見ていた。 嘘だろ、と言いたげな驚いた顔をして。