迷惑なイケメンに好かれました。





「はは……っ、寒いな」




それは体か、心か。

あれから時計の長針は何度回ったんだろうか。



もう時間を確認することすら怖かった。



空は、来ない。

勿論連絡なんてあるわけがない。



指先は凍えるように冷たい。

今も変わらず舞い散る雪に手を伸ばす。


静かに消える雪は儚すぎて、掴めなくて





「……空……っ」






私はその場に崩れ落ちた。