「俺から離れない莉子に対する苛立ちを押さえきれなくなった奴らは、ついに直接的に攻撃するようになった」 塾がない日は俺の部活終わりを教室で待っていた莉子を 集団で殴ったり…蹴ったり。 莉子は、どれほどの痛みを耐えていたんだろう。 想像するだけで、握った拳が震える…。 そんなある日、莉子は言ったんだ。 ── "海が、怪我のこと不審に思い始めてる" 「わざわざ、言ったんだ。そんなこと言って現状が変わるわけなんてねーのに」