「意味わかんねぇよな…俺、彼氏だったのに」 言って欲しかった。 相談して欲しかった。 助けになりたかった。 「…彼氏だから、言えなかったんだよ」 「……え?」 闇に消えてしまいそうなほど小さな声で、芽依ちゃんが呟いた。 顔を見れば目を伏せ、唇をぎゅっと噛み締めていた。 まるで何かを悔やんでいるかのように。 そして俺は、そんな彼女を 不覚にも綺麗だと思ってしまった。