── "海は悪くないんです" 「私のせいなんです、私が悪いんですって」 莉子は何もしてないのに。 莉子は何も悪くはないのに。 ── "ただ私を守ろうとしただけなんです" そう。俺はただ莉子を守りたいだけだったんだ。 ただ俺が間違えただけ。 なのに、どうして傷付くのは君ばかりだったんだろうか。 「あいつは突然制服の袖を捲った。そしたら、そこには……」 目を背けたくなるほどの痣があった。