さっきの雰囲気からして、 莉子はこいつらにずっと苛められてたのかって。 もしかしたら最近増えた怪我も忘れ物も、こいつらのせいなのかって。 傷付けられて、だけどそれを必死に隠して、耐えてきたのかって。 そしたら、憎くて、腹が立って。 「あの時の俺に、冷静な判断なんて出来るわけがなかった」 もっとよく考えるべきだった。 慎重になるべきだった。 「……気付けば、殴ってた」 ただ、感情のままに動いたんだ。 ガキだったんだよ、俺は。