「……ケンカ?」 ブラブラ歩いてしばらくたった頃だった。 この道を少し行ったところに裏道のような場所がある。 そこから叫び声のようなものが聞こえる。 そこは毎晩、不良が集まっては良からぬことをしてるって……あれ。私、何でそんなところまで歩いてきちゃったわけ!? ヤバくない?うん、ヤバイよね。 帰ろっか、今すぐUターンしよう。 「──かかってこいよっ!!」