冷めた声に、視線。 身動きが取れなくなった市原くんは凍りつく。 いや、教室全体が静まり返っていた。 なに、これを望んでたんじゃないの? そんな皆を無視して席につく。 引き出しを漁れば今日も出てくる大量の紙くず。 資源の無駄だっつーの。 「どーしたらコレがゴミ箱に見えるんだろうね?眼科でも行けば?」 いつもは言い返さずにゴミ箱に捨ててたけど 今日はここまで来たら強気でいるしかない。 だって明らかに向こうが動揺してる。