子供が男の子であることがわかった夜… 夫が言った。 光の兄弟になるその男の子の名前に『輝』という字を入れようと… 光り輝く我が子。 夫の深い愛情が込められた二人の息子。 光・・・ 光は今何をしているだろう。 もう私のことなど忘れて、新しい生活を楽しんでいるのだろうか。 月が教えてくれた。 光もまた私と同じように苦しんでいるのだ・・・と。 消さなくてはいけない思い出と、戦っているのだと。