ずっと昔。 ガキの頃に尾関が俺に出したラブレター。 俺の隣で、 期待に満ちた顔で俺の言葉を待つ尾関に、 俺は少し意地悪そうな笑みを浮かべながら言うんだ。 17年前のラブレターの返事――。 【君がそばにいないと、俺の人生は退屈です】 ――FiN――