「……聡……、成美っ!?」 笑い声は、教会の最後列の席のあたりから聞こえてきた。 しかもそこは、俺が中に入るときに通りかかった席で……。 そこに身を潜めていた聡と成美の姿に、俺はまったく気づかなかったんだ。 だって、いるなんて思わないだろ? 成美はカメラを買いに行ったし。 聡が、こんなところにコソコソと隠れる必要なんてないわけだし。 「ねぇ、聡くん。メールってなに?」 メールのことをしきりに気にしながら、尾関は聡の元に歩いて行く。