*********** 次の日、実佑を見かけると、携帯電話を差し出した。 「…もしかして、光くんからメール返ってきたの?」 と、実佑は少し驚いた様な顔で言った。私は、黙って頷いた。 「本当に返ってきたんだ!すごーい!これはミャクあるかもね!」 「脈無かったら死んでるけど」 「違うっつーの!ちょっとは相手もあんたの事気にしてんじゃないかって事よ!それより、何て返事したの?」 「してないよ」 「はい?」 実佑は眉間にシワを寄せていた。