「お待たせしました」
その言葉と同時にパフェが私の目の前に置かれた。
「わぁー、美味しそう!」
そう言いながら、バックの中からスマホをだして一枚悠馬くんの作ったパフェを写真におさめた。
「とっちゃった!」
そう満悦な笑顔でそう言うと、悠馬くんも笑ってくれた。
「不格好だけど、味の保証はするから」
一口パフェを口に入れるといちごが口の中に広がった。
「おいしいっ」
「よかった。じゃ、ごゆっくり」
そう言って、軽く頭を下げたとき私には見えてしまった。
さっききたときは綺麗だったエプロンが少し汚れていたことを。
私のためにそこまでして作ってくれたんだと思ったら、すごくすごく嬉しくなった。