「たっだいまー」 玄関に着くと、ドンっとバックを下ろした。 「なんか疲れたぁ」 「あら、おかえり。今日は美羽の大好物のハンバーグよ」 パタパタと音を立てて玄関来た私のお母さん。 飯田愛美(いいだあいみ)と言う。 すっごい明るい性格なの。 優しいし、若くてきれいで私の自慢のお母さんなんだ。 「はーい!」 と大きな返事をして二階にある自分の部屋に向かった。