「っからさ、クリパより、土曜日のこと話そうよ〜」

隣にある肩を揺らす。

「分かったわかった。何時からにする?」

「10時からがいい!で待ち合わせはどこがいいかな」

「いつものところでいいんじゃない?」

「だね。」

いつものところっていうのは、駅近くにある噴水の前。

「楽しみだね」

「うん!冬服買わなきゃね」

「あ!もう予鈴なったみたいだね。そろそろ戻りますか」

「だね!ってか次の授業なんだっけ?」

「忘れたの~?国語だよ!」

「そうだった」

シートをたたみながら話してる間も時間は進んで。

キーンコーンカーンコーン♪

「「あ!!」」

チャイムが鳴った瞬間重なりあう声。

「授業間に合わなかった」

「だね」

「今さら授業行ってあれだし、ここでのんびりしますか!」

「そうだね!今日これで終わりだしね」

そう言ってまたシートをすいて寝っ転がった。