「行ってらっしゃいアナタ☆」 「うん、行ってくる。戸締りしっかりね」 玄関先でキスをして扉を開けた。 手を振りながら去っていく旦那を いつも通り姿が見えなくなるまで 手を振って見送る。 玄関を閉めて、鍵を掛けて振り返ると。 「みゃーお」 さっきまで隠れていた愛猫のポパイが そこにいた。 「ポパーイ。 おはよ☆お腹すいたよね」 あたしはポパイを抱き上げリビングに向かった。 ここまではいつものルーティーン。