何も……留美からむしりたくないとか、そんな優しい感情が芽生えた訳じゃない。 勝手な俺の嫉妬。 「ピンドン2本目入ります~!!」 ほら……嬉しそうに既に酔い気味の優亜がやって来た。 「2本目~!?留美ちゃんカッコいいっ!!」 っておい、俺の留美に触んな!! いや、逆か。 俺の優亜に触られるな?……それも違う。 嬉々とした優亜の瞳が……軽く苛立つんだ。