新宿トライアングル




何も……留美からむしりたくないとか、そんな優しい感情が芽生えた訳じゃない。



勝手な俺の嫉妬。



「ピンドン2本目入ります~!!」



ほら……嬉しそうに既に酔い気味の優亜がやって来た。



「2本目~!?留美ちゃんカッコいいっ!!」



っておい、俺の留美に触んな!!



いや、逆か。



俺の優亜に触られるな?……それも違う。



嬉々とした優亜の瞳が……軽く苛立つんだ。