「ちょっとスミマセン」 「いいのよ~頑張ってね!!」 マダムの席を離れると、拓海の案内してくれた席を盗み見る。 まだ……何にも頼んでないみたいだな。 つーか、ちらっと見……だけど若くね?? キャバ嬢って話だけど清純派っていうか……全然派手じゃねぇ!! 何かの拍子に紛れ込んでしまったような、そんな感じの女がそこに緊張した顔で座っていた。