「最後に連絡事項ですが……留美ちゃんちょっと」 発表をろくに聞いていなかった私は突然のお呼びに焦る。 「は……はいっ!」 お店のお姉さん達は長年の余裕というか、美貌があるからか、私の事も可愛がってくれていたけれど……こんな真ん中に呼ばれて視線が集中すると若干怖いよ。 「留美ちゃんの試用期間が過ぎました。このままチェリダイで頑張って貰いたい訳ですが、同じ気持ちの人は拍手をお願いします!」 そうだった……私まだ、試用期間だったんだよね。