正直、本当は誰が一番とかどうでも良かった。



誰が一番でもおかしくないお姉さん達に囲まれていた訳だし、ど素人私がその中に入れる訳もないし。



だけど



だけど



……お店の誰にも言えないけど胸が痛いくらいに脈打って止まらない。




今日、このお給料を貰ったら、その足で恋焦がれた冬弥に本当に逢える。



早くお給料を貰って「昇華」へ行きたい。



私の頭の中はそれだけでいっぱい。