その返事を待たずに、病室へと駆け抜けた俺の目の前にあったのは……。 小さな、それでも必死に生きようとする赤ちゃんと、やり遂げた留美の姿。 「女の子だって」 不思議な気がした。 俺と、優亜が交わった末に出来た子が女の子だって事が。 小さいけど……はっきり動いているその赤ちゃんを見ていたら、涙が一粒自然に零れ落ちる。 そして、俺の耳元で留美は囁いた。