そして今俺は、分娩室の前で落ち着き無く待っている。 留美は早産の危険があるらしく、早い段階で入院を余儀なくされていた。 「頑張れよ……」 いやでも拳に力が入る。 神でも何でも……いや婆さんでもいい。 「頼むっ!!」