新宿トライアングル




さて、と。



店を後にした俺が、もう一件行かなきゃいけない場所。



禁断の場所。



新宿2丁目。



その開け慣れるぐらい手に馴染んだドアは、カランカランと乾いた音でいつものように俺を迎えた。