「留美に……なんて説明したらいいんだ?」 そうだ。 冬弥はまだ知らなかったんだ。 「説明も何も……留美は全部知った上」 「それ……どういう??」 「留美の体に入っていた間の記憶は、全て持っている」 きっと今冬弥は愕然とした顔してるんだろうね。 ふわふわと、脳内にいるような、頭上にいるような。 そう、そんな不思議な場所から、私はずっと冬弥を見てた。