二人が困っている隣で、私だけきっと冷静だったと思う。



私にとっては、この子は私と優亜と……そして冬弥の赤ちゃん。



一人でも大切に育てようって、思えてたから



全然怖くなんてなかったよ。



ううん、嬉しかった。



この、きっかけが無かったら……私は一生憧れたまま、だったはずだもん。