で、帰り道。 俺の隣には優亜がいる。 全ての客を送り出し、明け方の街を二人で手を繋いで歩いている 握手ではない……恋人繋ぎされた初めての感触。 「留美ちゃん?」 「は、はいっ!!」 とっさに可愛い返事なんて……出来ねぇ。 そんな俺を気にするでもなく、優亜は本当に幸せそうな笑顔を向けた。 可愛すぎる……俺、一生このままでもいいかも。