完全に立った俺が見たものは……。



「やべっ、マジか!!」



昨日の朝、別れた留美が着ていたギャルっぽい私服。



「自分で望んでおいてそんなに驚かんでも……」



「いや婆さん、これは驚くだろっ」



そんな俺の頭をばあさんはぺしぺしと叩く。



「今日から留美なんじゃから……言葉遣いに気をつけなさい」



って事は!!!



手渡された小さな鍵。それは留美の部屋の鍵。



「じゃあ」



俺、これからチェリダイで働くって事……か???