新宿トライアングル




「あ”?」



閉まったシャッターの前。



そこに佇む小さな背をした老婆。



んだよ。



「何の用だよ?悪ぃが、婆さんと話してる暇は無い」



悪態をつく俺に、何の怒りも覚えないのか



「まぁまぁ……暇なのは分かっておる。それに、お前さんの望みを叶えてやれるかもしれんしな」



はぁ?



願い……だと?