恋箱。



「あやです。宜しくお願いします。」


奈々さんはにっこりこっちを向いてくれて、初対面だとは思えないぐらいいっぱい話した。



年は10コも上。

でも全然見えなくて話し方も見た目も若い!!



「奈々さんはホストとか行きます??」



これは風俗では当たり前な質問。



「ん~たまにね。レゾンとか……」


「えーホントですか??じゃあマサトとか知ってます??」


「マサト??知ってるけど」



マサトの働くレゾン繋がりが分かってからは急に距離が近くなって……。




早速、番号とアドレスを交換したんだった。




いつも優しい奈々さんは今でもアタシの大切な親友です。


こんなダメなアタシを受け入れてくれてありがとう。