恋箱。




辺りで笑いが巻き起こる。

手が震えてドアノブをひねれない。



「アイツさ、ちょっと店で人気とか言って調子乗ってんだよ。だからアタシとセイラであやのお店電話してさ、年齢チクってやったの」


「マジで??ってかあのコ未成年なんか……」





どうしよう。



息が苦しい。



話はまだまだ続いてたけどもう限界だった。





アタシはもう怒る元気もなくて、一人でこっそりお店を後にしたんだ。