「あや、早速で悪いんだけど会費もらっていい??今日はバースデーだしドンペリだもんね!!」
「あいよっ」
セイラの手に会費を乗せる。
きっと盛大に何本も開けるんだろう。
そういえば……マサトの店に行くようになってからはドンペリなんて全然飲んでない。
マサトがビール派なのもあるけどきっとさりげなく気を使ってくれてるんだと思う。
マサトは優しい。
「あや、こっちこっち!」
見るとマナはもう酔ってるみたいでご機嫌で隣のお気にのホスト君に絡まってた。
「ではでは乾杯~!!」
ドンペリの栓が勢いよく空けられてアタシ達はキャーキャー大盛り上がり。
仕事の事なんていつの間にか忘れてきて、来てよかったな♪そんな風に思ってたよ。
あの、裏切りの言葉を聞くまでは。



