恋箱。



少し眠って今日もお店に出勤する。



休みたいけどしょうがない。

この業界は欠勤に対してかなり厳しい世界。




「昨日はありがとうございました♪」


同じく少し眠そうなマリさんに声をかけると


「昨日あれからまだ一緒にいてさ~」


首をポキポキと鳴らしながら伸びをして笑ってくれた。


ホントに付き合ってるのかな?やっぱり。




「コウキとも話したんだけどあやちゃん気に入ったみたいよ。また連絡するってさ」




その言葉にちょっとドキっとした。テレアポのオヤジに強引に襲われてからオトコは敬遠してたのに。



一人で大丈夫!そう思ってた。




その時……携帯が鳴った。




「マリさん、コウキからみたい……」