これからは絶対にリュウジだけ見ていこう、そう決めた。 リュウジに似合いそうな白のタキシードはアタシが選んだの。 当たり前だけど、リュウジが嫌いで裏切ったんじゃない。 寂しさで心の均整が取れなくなってしまっただけ。 ただ、分かってなかったね? コドモのように。 裏切るコトの本当の刃をまだアタシは知らなかった。 それでも、アタシ達はここから二人で歩き出す。