恋箱。





「一人になると、どうしようもなく不安で、何かが怖いんだ」


「あの夜……あやを抱いた時、本当は何を想ってたの?」


「やっぱり俺のひとりよがりの気持ちかもしれない。自分の気持ちはわかるのに人の気持ちはわからない。それが聞きたいのに、聞けなかった……」




地元に帰ったアタシに送られてきていたメール。


リュウジに抱かれていたトキの複雑な気持ち……分かってたんだね?




そんなに気にかけてくれるリュウジ。


なのに、アタシは一番になれなかった。


素直になれなかったから??




リュウジは相変わらず一緒に死ぬって決めた相手の事をアタシに話し続けていたし、家が近いというその人の方がきっとリュウジの為にもいいんだろう。






実際にその相手に会ったんだとも聞いた。






一人で勝手に消えてしまえばいい。




そう思うのに……。



優しくしないでよ。



嫌いに……なれなくなるよ。