恋箱。





その後は頼んで連れてきてもらったリュウジの大学。


高校中退のアタシには未知の世界……時間はあっという間に過ぎる。



良かった。



大学生気分まで体験させてもらって、本当に思い残すことは無いよ。


観光気分で遊んでるうちに気が付いたら……戻る日が、約束の時間が来ていた。





夕方近くになり、車に乗り込む。





「あや……好きだよ?」


甘えた声でリュウジが言う。



その言葉はアタシの求めていたもの?




なのに




「ありがとう……ゴメン、もう行かなきゃ」




そっけなくしか返事が出来ない。



だってアタシは……明日からまたオトコ相手に体を切り売りして。



死に向かう生活に戻るんだろう。