恋箱。



曇ってたせいか駐車場は混んでいなかった。



アタシはリュウジにお金を渡す。


年下だし、学生のリュウジに払えなんて言えないもん。今回のデート費は全部出すつもりでいた。




アタシの職業を知っていても尚、リュウジは自分の分ぐらいは……そう言ってくれたけどやんわり断る。



いい思い出にしたい。



変なオンナに振り回されてお金も無くなって……なんて後からリュウジに思われたらそれこそ後悔するに決まってる。




お金を貯めて消えてしまいたい!!


でもその前に思い切って遣ってもみたい。


そんな複雑な気持ち。




アタシの迷いはお金の使い方まで不安定にさせる。