恋箱。




恥ずかしくてそのままベッドに倒れるアタシ。



全然キレイな腕じゃないし……見ないでよ!!





電気を消して……気付いたらすぐ隣にリュウジの気配を感じた。



小さな小さな……甘い声。




「理性……飛んじゃいそう……」




その言葉を合図にそのままリュウジに抱かれた。




それはたいした事じゃない。


別に毎日仕事でしている行為。


ほらね?こんなに真面目そうなリュウジだってこうなんだよ。




アタシのディズニー行きたいってワガママを聞いてくれたリュウジへ。


これはそのお礼。


そうとしか考えてなかった。




抱き合う行為にいつの間にか愛は感じられなくなっていたんだ。



相手が喜んでくれるからする行為。




それがセックス。




そこにアタシの感情は……無い。