恋箱。




「こんばんわ~」


「初めまして!?でいいのかな?」


「じゃあ……初めまして?」



お互いの緊張が伝わってくる。



「とりあえずそこのファミレス入ろうか??」



ぎこちない挨拶はそこそこに店に向かう。





こうして……偶然出会ったアタシ達は距離を越えて本当に出会った。





リュウジには今までのコト全部話してたから、自分を作る必要がなくてホントに楽だったんだ。




「俺オニグラスープ♪」


「ってちょっと!!タマネギ嫌いなんだけど!?」


「え??美味しいのに……」



アタシはホットコーヒーだけ。



リュウジに出会い、知らない間に吐く事が減ってた運動不足の体……は、お腹周りがちょっとヤバめだからあえて食事は控える。



短い関係でも……リュウジに可愛いって思ってもらいたい……なんて変かな??





ファミレスで軽く話した後。



「この後どうする???」



時間は深夜になっていた……。