恋箱。




「マジで~!!有名な人に逢ったら教えてよ~」


先に口を開いたのは川口。


夜の世界ではいちいち細かいトコは詮索しない。


すぐにその場を盛り上げてくれた。




アツシは……。



「マジでっ!?でも……風俗やってるよりはマシ……か。イヤな事あったらいつでも言いなよ?」




そう言ってくれた。



これで保留の件は忘れてくれるよね?






そう、これでいい。


一人で頑張って行けばいいんだ。


そんな決意がアタシの中で強く固まった。





もう、誰かに頼ったりしない!!



大丈夫だよ。