恋箱。



大きな家の正体はスタジオも兼ねているからで。


案内してもらうとダブルのベッドがあるいかにもAVちっくな部屋が二部屋、広めの和室、何かを吊るす為の滑車のついた廊下(もちろん人を吊るんだろうケド……)


キッチンの横には診察室風のお部屋まで。


小木さんはその雑誌に連載を持っていてそのコーナーに載せてもらえるらしかった。


次の日にはライターさんとカメラマンさんも来て撮影は進んでいく。



アタシは芸術作品。



褒められて、写真を撮られているうちにだんだん……楽しくなってる自分がいて



モデル業を本業にしようかな、なんて思えてきた。



こんな世界知らなかったし、これまでは考えもしなかったけれど……。



そして……。



その夜、雑誌社の西山さんと再度会った。