ケンとは相変わらず通学の電車と学校では一緒に過ごす。
あれから、ケンは前以上に優しくなった気がする。でもコドモの話題にあえて触れようとはしなかった。
アタシに辛い選択をさせた事を重く受け止めているようでもあった。
このままじゃ……この先どうなるかわからない。
でもね?
高校を卒業して働けるようになれば、ケンの親の監視もなく一緒に暮らしたり出来るんじゃないかとそう思ってた。
「いつか一緒に暮らそうね」
二人ではしゃげていた頃に話した夢。
その夢があったからなんとか頑張って生きてた。
ホントだよ??



