恋箱。





無職だったアタシは仕事も探さなきゃいけないハズなのに、何をしたらいいのか模索の日々。




家賃も必要だし、とりあえずやりたい事が決まるまでまた風俗でも……なんてまた簡単に考えてしまったり。




そんなアタシだけど、いつの間にかまた、知らない相手に触れられるのは気持ち悪くなっていた。



前は仕事って割り切れてたのにな?



先生という好きな相手が出来たから???



いっぱい稼げなくてもいいから出来るだけ楽で、給料は良くて、しかも辞めやすい!!



悩んだ結果選んだのは昔の友達が勧めてくれたSMクラブだった。



普通の風俗業よりも特殊なだけあって給料は良い。



そんなに乱暴な客はいないよ!そう聞いて昼間の仕事が見つかるまでとりあえず繋ぐ事にした。



一般的な感覚を失っていたアタシは、風俗業に対しての考え方がズレていたんだと思う。



先生に言う必要も無いと思ったし、ちゃんと昼間の仕事を探すつもりもあったから罪悪感なんて少しも無かった。