恋箱。




「おまたせ~」


私服で現れた先生はいつもより若くてカッコいい!!


そのせいか、隣に並ぶギャル服の自分がちょっと恥ずかったり。




先生はそんなアタシの迷いに気付くことなく……愛車の助手席に乗せてもらって出発進行!!!



同じ街だけど先生の家は西の端。


アタシの実家は東の端だから結構遠い。まずは先生の地元に着くと一緒にご飯を食べる事になった。



「ここ知ってる??結構うまいんだよな~」



そう言われて連れてこられたのはオシャレなイタリアンレストラン。


中はカップルばかりでちゃんとオンナの子扱いされているのが心地良かった。


お客との同伴では焼肉とか懐石とかが多く……もちろんそれは美味しいんだけどこういうカップル向けのお店は久しぶり!



イタリアンなんて忘れるぐらい食べてなくて食が進む。


先生の言うとおりそのお店はホントに美味しかった。



2年半ぶりの普通のデートだったからかもしれないけど……ね♪



先生もお酒は好きみたい。


「こんど葵のオススメのお店で飲もうよ。繁華街の辺り俺あんまり知らないし。」




そう言われてまず浮かんだのが「シアン」



間違ってもホスクラなんて連れてけないし……まーさんのお店は今改装中だった。



まぁ、あそこならある意味静かだしね。




先生と一緒に行ってもいいかも。