恋箱。


いつもと変わらない先生の笑顔を見て……。



イキナリこんな所まで来てしまったアタシ。




完全に緊張でテンパってしまい


「手紙書いたんで読んで下さい」


それだけ言って逃げてしまった。








そして部屋の中。



「ね~サオリ……いつ返事くれるかな?」


「明日学校で返事くれるかもよ~」




こんな普通な会話。



まさかこんな普通にドキドキしているアタシを中卒の元風俗嬢だなんて誰も思わないだろう。



まだ戻れる??普通になれる??



先生、アタシを普通の世界へ戻して下さい。