恋箱。



迷ったけど……昼間の相手の事は昼間の人間へ。

同室のサオリに相談してみる。



サオリはアタシの照れたような顔を見て少し考えたあと。



「お似合いだと思うよ♪」



そう言って笑った。




「お似合いかぁ……」



その言葉に余計に吉川先生を意識してしまうアタシ。





合宿生活が半分を過ぎた頃。思い切って気持ちを確かめて見る事にした。



吉川先生は授業が終わるとスクールバスで通いの生徒を送りそれから帰る。



そのバス乗り場で帰ってくるのを待った。



暗い中……先生の姿が見える。







「あれ?矢口??どうした」