押し殺す【短篇】のレビュー一覧
4.7
内容も面白かったのですが、それよりも文章の巧さが凄いと思いました。
内容も面白かったのですが、それよりも文章の巧さが凄いと思いました。
感情を押しころすことは、ごく普通にしていることです。 だからこそ、それは良いのか否か深く考え直すきっかけになりました。 主人公の心情も、伝わってきて痛々しかったです。
感情を押しころすことは、ごく普通にしていることです。
だからこそ、それは良いのか否か深く考え直すきっかけになりました。
主人公の心情も、伝わってきて痛々しかったです。
日常的に誰にでもある感情を押しころすという行為。
読み終わったときは、不思議な気持ちに満ちていました。
考えさせられる。
そんな作品だと思いました。
まさしく皮肉。
自分を押し込めることで偽りの平穏に生きていた少女。
どんどん自分の感情に鈍感になっていくその先にあるものは、
虚ろな自分。
誰かの為でなく自分の為に、偽りの平穏を守る為に。
・・・そして彼女は。
始終淡々と連ねられた言葉たちに、最後はどん!と『何か』がココロにくる作品です。
感情を押し殺.した主人公。 きっと、ここまで極端ではなくとも、感情を押し殺.す人は多いはず。 感情を押し殺.すことは悲しく、苦しい。 所々から、そんな人々の悲鳴が聞こえる気がする。 改めて、そんな悲鳴に耳を傾けなければ、と思わされる作品。 結末は偶然によるものだが、考えさせられることの多い作品だった。
感情を押し殺.した主人公。
きっと、ここまで極端ではなくとも、感情を押し殺.す人は多いはず。
感情を押し殺.すことは悲しく、苦しい。
所々から、そんな人々の悲鳴が聞こえる気がする。
改めて、そんな悲鳴に耳を傾けなければ、と思わされる作品。
結末は偶然によるものだが、考えさせられることの多い作品だった。
終始、第三者視点で描かれる本作のテーマをあげるなら“偶然”でしょう。
偶然にも悪いくじを引いた少女が、偶然にも民を救う結果となった。
少女にも王にも未来の“暗さ”が上手く描かれた作品だと思います。
欲を言えば、偶然が生死の表裏を生み出したのですから、どこかに表裏の要素を含めた表現が欲しかったと感じました。
偶然、運命、そして表裏が更なる深みを見せてくれるはずです。
全体の文章ですが、最低限の簡素にまとめられ、それが儚さを際立たせてはいるのですが、読者を世界に引き込むとまでは至っていません。
少々凝った比喩や魅力を感じる表現が足りない。
野いちごの平均レベルを考えると、圧倒的な懐を持つ作者様に今後とも期待を寄せたいと思います。
簡素の美、大変良かった。