「なに立ち止まってるの?
行くよ!マリ!!」


ってまた、引っ張るあいつ。


「なにすんのよ!?
ちょっと?!」

あたしの声なんてお構い無し。

あたしは
気づいたときには
ボーカルの位置で
歓声を浴びていた。